Contents
トースターはどれも同じ?!
いいえ違います!
確かに単純構造ではありますが、確実に価格の差を感じることができます。
実は私も「高価なものを買ってもどれも同じだろう」と思っていました。
ところが最近、いつも食べている食パンを嫁さんの実家に持って行きトースターで焼いたら、いつも以上においしく感じられたのです。
パンは同じなので、違う所はトースターしかありません。
我が家は1000円くらいの商品で、しかもポイントで買ったTIGER オーブントースター<やきたて> ベージュ KAB-B100-C を使っているのですが、嫁さんの実家は温度調節のついているタイプのトースターでした。
物は試しにと、景品で頂いてそのまま放置していたtwinbird(ツインバード)トースター TS-D037PBで食パンを焼いてみたのです。
その結果は、我が家のと変わらず「フツウ」でした。
この商品は、初めての一人暮らしや、幅を取らないトースターをお探しの方に重宝される事でしょう。
この実験の結果から、やはり美味しい食パンを食べるためにはトースターにこだわった方がいいと思ったのです。
「アラジン」と「バルミューダ」が候補に選ばれる
トースターを色々とみていると、大きく分けて、焼けたパンが飛び出すイメージの縦焼きと、寝かして焼くオーブンタイプの物の2種類に分類されます。
縦焼きの方は種類が少ないのと、壊れやすいイメージとデザインがダサいと言う事から比較から除外しました。
トースターのほとんどは価格帯が変わらず、「アラジン」と「バルミューダ」だけが高価格として突出していたのです。
果たして、高額の価値はあるのだろうか?
比較基準
トースターに求めるものとしての基準は
- 美味しく焼けるかどうか
- デザイン
- 価格
バルミューダ
オシャレ家電に「バルミューダ」はよく顔を出します。
私が初めてこのメーカーを知ったのは気化式加湿器「Rain」でした。
そのまま給水できる画期的なタンクレス構造としてデザインも良くインテリアにもオシャレ感があって気になっていた矢先に、電子ケトルが登場したのです。
この電子ケトルは、口先が細長くなっている為、コーヒー好きの私には魅力的に写りました。
電子ケトルを家電量販店で見た時に、丸みにこだわりすぎて、どこか不安定だなという印象があり、残念な気持ちになったのを覚えています。
続いてトースターが発売され、勢いのある会社だなぁという印象を持ちました。
調べてみると、2003年に東京で設立されたクリエイティブとテクノロジーの会社で、デザインにこだわった製品が多くて有名です。
トースターはスチームテクノロジーを武器に最高の香りと食感を実現するトースターとして発売されました。
スチームさせるためにトースター上部に専用カップ5ccの水を毎回入れないといけないのです。
私はこれが邪魔くさいと感じました。
何故なら、我が家はパン好きの為、毎回焼く事が多く、その度に水を入れる行為が邪魔くさくなり、いずれしなくなるだろうと先読みしたのです。
その結果、購入者の話を聞くとやはり水を入れるのが邪魔くさくなり、入れなくなって普通に焼いているそうです。
アラジン(Aladdin)
本社は兵庫県加西市にあり、石油燃焼機器(ストーブ)を製造する会社です。
多分、ほとんどの方が見た事があると思います。
この写真を見て「あ! 見たことある」って思ったでしょ?
そうなんです、80余年もの間、少しずつ改良を重ねながら基本的なモデルチェンジのない完成されたフォルムと性能を武器に調理家電という新たなフィールドを開拓しているのです。
そこで現れたのが「グラファイトグリラー」
遠赤グラファイトと言う食材を素早く高温で焼く事が出来るヒーターを搭載し、上部からの加熱で煙が出にくい室内でも「煙」「油」「におい」を気にせず楽しめる調理器具として注目を集めた売筋の商品です。
こう言う長年の技術と実績があっての「アラジン グラファイトトースター」だったので、信頼に勝るもの無しと好条件が重なり、比較ポイントがグッと上がったのです。
価格
価格は安いに越した事がありません。
いかに安くて良い品物を手に入れるか、関西人の値切り根性の見せ所の前に、家電量販店にて市場リサーチをしてみると、バルミューダは2万円以上し、アラジンは1万円。
そしてさらにバルミューダは値引きができず、アラジンは最低で1万円という厳しい条件を叩きつけられ、交渉術を使う前に門前払いとなってしまったのです。
ともなれば、ネットの力を借りようではないか。
まずは単純にアマゾンで検索。
バルミューダ 21500円(2018.8 現在)
アラジン(白) 8630円 (2018.8 現在)
この価格差はデカイよ。
検索の鬼である妻はさらに安い所を見つけて購入。
しかも親戚も欲しいと言うので2台の注文です。
使ってみた感想
まずは開梱一番レトロチックで可愛いオシャレなデザインに翻弄され、家具とマッチし優越感に浸れます。
ダイヤルをひねると、0.2秒で即点火し加熱が始まるので、朝食を食パンにされている方は2分という短時間で焼けるので、朝の忙しい時間の中での時短に繋がり重宝すると思います。
ちなみに、冷凍食パンでも通常通り焼けて美味しく頂けます。
注意点として、短時間で焼けるので、目を離すと焦げてしまいます。
それより何より、テレビドラマ「逃げ恥」にもちょこっと顔を出した商品でもあるんですよ。
このドラマは人気だラマだったので、このドラマから「あのアラジンのトースターが欲しい」と憧れの存在になって、新居祝いなどにもされる方が多く、喜ばれる商品となっているのです。
アマゾンなどの口コミを見ていても、ドラマで出ただけあって憧れの商品が手に入った喜びと、短時間でパンが焼けるスピーディーさと、レトロチックな可愛いデザインに評価が高いです。
熱伝導のバターナイフ「スプレッド ザット」なら熱が伝道しやすいチタン加工のバターナイフなので、手の温度がバターナイフの先端まで素早く伝わり、固いバターでも溶かしながら簡単にすくい取る事ができます。
付加価値はデザイン
あのスティーブ・ジョブズさんがこだわり続けたのがデザイン。
晩年、呼吸器を嫌がり、つけなかった理由は「デザインがダサい」からだったそうです。
振り返ってみれば、マッキントッシュが倒産しかけて、スティーブ・ジョブズさんをカムバックで迎え入れた時、最初に手がけたのがiMacという丸みを帯びた流線型のパソコンで、最終的にはスケルトンまで登場し、センセーショナルなブームを引き起こし、会社の倒産をまぬがれたのが有名ですよね。
iPhoneに関しては彼曰く「2度以上ボタンを押させるな」と言う強いこだわりで製作指示を出していたそうです。
人間は二度以上ボタンを押すことにイラだちを感じるのだそうです。
今回のトースターの一連を見ても最終的に「デザイン」が大きな付加価値を生んでいるということを改めて学びました。
注意点
最後に「アラジン グラファイトトースター」の注意点として、網が外せない為、パンを焼いた後の掃除が大変だという事です。
使用後、網が外せて中を綺麗に拭き掃除ができると最高得点で文句なしだったのに。